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日本の心は茶室にあり。こどもと一緒に季節の移り変わりを感じながら過ごすひととき

菅原学園幼稚園に興味をもってくれたあなたへ

菅原学園の幼稚園の特色の一つとして「茶道」があります。ただ、日常生活のなかで茶道をした経験がある人はもしかすると少ないかも知れません。私も菅原学園に就職するまで茶道に触れたことはなかったですし、お抹茶をいただいたこともありませんでした。皆さんは茶道についてどういうイメージをお持ちでしょうか。「茶道って難しそう…」「私にできるのかな…?」「お点前って一体どうやるの?」と「???」が浮かんでいるのではないでしょうか?でも、ご安心ください。初めての人も大丈夫!研修や稽古を重ねることで少しずつ身に付いていきます。

茶室

幼稚園での茶道って…?こどもたちは何をするの!?

幼稚園の特色の一つである「茶道の時間を通して、日本の文化と伝統に触れる」こと。これは本格的な茶室での茶道体験を通して、日本の文化と伝統に触れる時間です。こどもたちは年中組の2月から卒園まで、月に1度の「茶道の時間」に参加します。そこでは、床の間に飾られたお軸やお花の話を聞いたり、お茶とお菓子をいただいたりします。他にも、茶室での所作を知ったり、礼儀正しいあいさつができるようになったりします。菅原学園の3つの幼稚園には本格的な茶室が設けられています。幼稚園で茶室がある環境は珍しいですし、小さな頃から茶道に触れ季節の移り変わりを感じながら思いやりの心を育てる素晴らしさを私は感じます。

茶道

茶道の知識を身につけるために

茶道のことを学ぶため、私たち職員には稽古が欠かせません。幼稚園では「茶道研修」があり、お花やお道具など茶道の知識を職員同士で学びを深めたり、実際にお茶をたてる点前(てまえ)の稽古をしたりします。茶道の経験は先生によって違うので、ときには先輩の先生から教えてもらうこともあります。一つ一つを丁寧に教えてもらい、何度も復習していくことで、少しずつ身に付いていくのです。

他にはどういうことをするの??

茶道の時間では、お茶やお菓子を食べたり、床の間の話しを聞いたりするだけではありません。ときには担任としてこどもたちの前で実際のお茶の点て方を披露します。また、いつもはクラスごと茶室で行う茶道の時間ですが、お正月になるとホールに年長組のこどもたちが揃い、正月を迎えたことを喜ぶ「初釜」というお茶会を行います。

職員同士も招く側とお客に分かれて茶会を行います。より本格的に、稽古も何度も重ね、準備していきます。当日を迎えるまでとても緊張しますが、茶会を通して私たち自身も季節の移り変わりを感じ、お菓子やお茶をいただいてほっと安らぐひと時を過ごすことができます。

最後に

この文章を読んでいただき、少しでも茶道に、そして菅原学園の幼稚園に興味をもってもらえれば幸いです。私もまだまだ稽古中…。仕事をしながら日本文化に触れられることはとても良い経験だと感じています。難しく捉えず、皆さんも菅原学園の職員として一緒に茶道を始めてみませんか?

平成24年度採用 10年目 山田